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アリトマン、ナタン・イサーエヴィチ
ALTMAN,Natan lsaevich
1889年(ヴィンニツァ)―1970年(レニングラード)
画家、版画家、彫刻家、舞台・映画美術家。 工業的なグラフィック・アートの分野で活躍し、多くの陶器画のデザインを行なった。芸術に関する著作も多い。

40
素材の組合せ
Selection or Materials
1920年
油彩、エナメル、膠、漆喰、大鋸屑・カンヴァス 83×65.5cm(楕円)19フ2年、作家未亡人 I.V.シチェレゴーレワ(レニングラード)より入手 Zh-8838

アリトマンは、その作品のなかで写実から抽象にいたるさまざまな美術体系の原理を実体化し得た、輝かしい多面的な才能に恵まれた芸術家である。 とりわけ、《素材の組合せ》では独創的な楕円のコンポジションのなかに幾何学的に「純粋な」フォルムと、明らかに具象的なフォルムとの独自の調和を打ち出そうと試みている。 この形象を創造するにあたって、黒い背景のコントラスト、黒と明色の立体と面との鮮やかな対比の原則が期せずして織り込まれ、さらに、テクスチュアの異なる素材が生き生きと作用し合っている。 こうした作品の構成によって、フォルム、色、作家が使用している素材が複雑に絡み合うなかに、古典的ともいえる明晰で一体感のある形象が生まれている。 (A.F.D.)
Cat.no.40 素材の組合せ 1920年


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